レッドブルでの初陣で見せた角田の力量
日本人F1ドライバーがトップチームで走る──これは長年F1を見続けてきた日本のファンの夢だった。日本GP直前にレッドブル移籍が発表された角田裕毅への期待値は、その勇姿見たさに鈴鹿へ訪れた観客の数が物語っていた。それだけに12位完走は悔やまれるのだが、それはあくまで結果の話にすぎず、チームの評価は下がるどころか上がったと言われる。レッドブル陣営が目の当たりにした角田のチカラとは……
尾張正博
2025.04.07
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チームが立てた戦略にただ走らされるのではなく、自らの考えを持って戦う角田の姿勢。これが参戦5年目のそのキャリアで培ってきた経験が成せる彼の強みと言える
レッドブル・ドライバーとしての緒戦となった日本GPは、角田裕毅にとって“悔しい”結果に終わった。
なぜ角田はトップ4チームの一角であるレッドブルのマシンに乗りながら、“格下”アルピーヌのピエール・ガスリーや、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソをオーバーテイクできなかったのか──