“四冠王”の揺るがないホンダへの想い

マックス・フェルスタッペンのホンダへの感謝の想いはおそらく誰よりも強いものだ。そのホンダとの共闘で臨む日本GPは、彼らにとって一旦最後となる。それだけに鈴鹿で勝ちたかった。その強い想いが、あの異次元の走りを生んだのだろう。あの週末、あまり報道されていないホンダとフェルスタッペンの強い絆を垣間見たエピソード
尾張正博 2025.04.11
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 今年の日本GPは、2009年に鈴鹿がF1カレンダーへ復帰して以来、最多となる11万5000人ものファンが決勝レース日に駆けつけた。

 そんな大勢のファンを前にして、鈴鹿をホームコースとするホンダは、開幕2戦未勝利という“劣勢”で母国グランプリを迎えた。今年はパートナーであるレッドブル、そしてレーシングブルズとともに臨む最後の日本GP。それも後押ししたのか、パートナーを組む2チームは前戦までの劣勢な状況を跳ね除けて、特にレッドブルはマックス・フェルスタッペンが土曜日の予選で0.01秒差のポールポジションを獲得! 

 日曜日の決勝レースでは、終始マクラーレンの2台からのプレッシャーに晒される厳しいレース展開の中、堂々トップを守り切って、今季初優勝を果たした。

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